イソフラボンが多く含まれるのはどんな食品?

イソフラボンは女性の味方

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあり、注目されている成分です。ホルモンバランスを整える効果で、とくに女性の悩みを改善する効果が期待できるもの。食事で摂取することができますが、どのような食品に多く含まれているのでしょうか?
さっそく確認していきましょう。

イソフラボンを多く含む食品

イソフラボンは大豆に多く含まれている成分で、大豆製品を食べることで摂取できます。イソフラボンがどのくらい含まれているかは、原料になる大豆の種類や加工方法により異なります。
厚生労働省の食品安全委員会による大豆イソフラボンの摂取量の上限は、70〜75mgです。これを食品で摂る場合、どのような食材を1日にどれだけ食べたらいいのか見ていきましょう。

納豆

納豆は、イソフラボンの他にも栄養成分が豊富な食品です。イソフラボンの含有量は100g中、73.5㎎で、1パックでは約36mgになります。毎日1パック食べて他の大豆食品も食べることで、十分なイソフラボンが摂れるでしょう。
納豆には血液サラサラ効果のある納豆キナーゼも含まれているので、高い健康効果が期待できます。

豆腐

豆腐に含まれているイソフラボンは、100g中20.3mgです。絹ごしや木綿豆腐で差はありますが、半丁(150g)で約24mg〜36mgのイソフラボンが摂れることになります。納豆と豆腐半丁で、1日分のイソフラボンがしっかり摂れることになるでしょう。

豆乳

豆乳は100gで24.8mgのイソフラボンが摂れます。200gの1パックを飲めば、50mgのイソフラボンが摂れることになります。食事であまり大豆食品が摂れなかった時は、豆乳を飲むことで十分補うことができますね。

きな粉

きな粉は100g中、266.2mgと高い数値です。豆乳に混ぜたり、おやつにまぶしたりしてこまめに摂れば、かなり高い摂取量になるでしょう。他の大豆食品がなかなか食べられないときは、豆乳プラスきな粉のドリンクを毎朝飲むという方法もあります。

サプリで摂るときは摂り過ぎに注意

食事でイソフラボンの摂取量を多少超えても、直ちに健康を害するわけではありません。しかし、早く効果を得ようとイソフラボンのサプリを摂取するときは、注意が必要です。サプリでのイソフラボンの摂り過ぎは健康に悪い影響があると、厚生労働省の食品安全委員会による警告があったからです。
そのため、サプリで摂る場合のイソフラボンの上乗せの上限は、30mgまでとされています。なるべくなら、イソフラボンは食品で摂るようにするのが理想でしょう。大豆食品を摂取することで、たんぱく質やカルシウムなど他の栄養素も摂ることができます。大豆イソフラボンのサプリメントだけを摂るよりも、理想的な食生活に近づけるでしょう。

まとめ

イソフラボンを多く含む食品について解説しました。1日摂取量に届く食品の分量はそれほど多くありません。意識して食べることで、毎日十分な摂取量を摂ることができるでしょう。味噌やしょうゆにも含まれているので、味噌汁やしょうゆを使った煮物なども積極的に摂りたいですね。