イソフラボンはどのような成分?効果を分析

イソフラボンとは

イソフラボンは、健康効果がある成分として注目されています。女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があることから、とくに女性の健康と美容への効果が期待されているのです。
主に大豆に含まれていることから、イソフラボン摂取の目的で豆乳などの大豆製品を積極的に摂る女性も多くいます。
そこで今回は、このようなイソフラボンについて徹底分析。成分の特徴や効果について説明していきましょう。

イソフラボンは大豆に豊富

イソフラボンはフラボノイドの一種で、ポリフェノールに分類されます。フラボノイドは植物に含まれている色素成分で、多くの健康効果があるものです。
イソフラボンを食物で摂取する場合、一番多く含まれているのが大豆です。豆腐や納豆、豆乳など、大豆からできている食材を摂ることで、イソフラボンを効率的に摂ることができます。

イソフラボンは2種類ある

イソフラボンにはグリコシド型とアグリコン型という、2種類があります。これはイソフラボンの周りに糖がついているかいないかの違いです。糖がついている方のグリコシド型は胃では消化できず、腸で腸内細菌が糖を分解することになります。そのため吸収の速度が遅く、さらに吸収の効率は腸内環境にも左右されてしまいます。
一方、アグリコン型は糖がついていないので、胃や小腸で速やかに吸収されます。
一般の大豆製品に含まれているイソフラボンはグリコシド型ですが、発酵食品の味噌やしょうゆは発酵の過程でアグリコン型に変わっているので、吸収力は高めになるでしょう。

1日の摂取量

厚生労働省の食品安全委員会が定める大豆イソフラボンの摂取量の上限は、70〜75mg(アグリコンに変換して算出・以下同じ)です。この量を食事で摂ろうとすると、納豆なら2パック、豆腐で約300g(1丁)、豆乳なら400ml摂らなければなりません。
日本人が平均で摂っているイソフラボンの量は16~22mgで、やや少なめと言えるでしょう。
食事だけでなくサプリメントでイソフラボンを摂る場合、上乗せする摂取目安量は30mgです。それ以上になると過剰摂取になるので注意しましょう。

イソフラボンの効果

イソフラボンを摂ることで、さまざまな健康・美容効果が期待できます。その代表的なものを見てみましょう。

更年期症状の緩和

女性は45歳~55歳ごろに閉経を迎えます。閉経の前後になると卵巣の機能が低下し、女性ホルモンが急激に減少します。これによりホルモンのバランスが崩れ、更年期障害になりやすくなるのです。更年期障害の症状はさまざまで、のぼせや頭痛などの身体的不調、イライラや憂うつなど精神的な不調が起こりやすくなります。
日頃から大豆製品を多く摂ることで、このような更年期障害を予防し、症状が出ている場合でもその緩和が期待できるでしょう。

PMS(月経前症候群)の緩和

PMS(月経前症候群)とは生理の数日前から始まる精神的、身体的症状です。生理が始まると治まりますが、症状のあるときはかなり辛いもの。ホルモンバランスが乱れることが原因ですが、このようなPMSの症状も、イソフラボンの摂取で緩和することが期待できます。

生理不順の改善

ホルモンバランスはストレスや環境の変化で乱れやすく、生理不順の原因になります。生理の周期は25~38日程度。この周期を大きく外れる、中には数ヶ月もこないという人もいます。この生理不順も、大豆製品でイソフラボンを補給することで改善することができるでしょう。

美肌効果

エストロゲンには、肌にハリと弾力を与えるコラーゲンの生成を促す作用があります。イソフラボンの補給でこのエストロゲンと同じような作用が働くので、美肌効果が期待できるでしょう。

まとめ

イソフラボンについて、概略をご説明しました。食品では大豆製品から多く摂れるイソフラボン。とくに女性に役立つ成分なので、積極的に大豆製品を食べるようにしたいですね。