イソフラボンはしわやシミ対策に効果的?

イソフラボンの美容効果

大豆食品に含まれるイソフラボンは女性に人気の成分です。女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があり、ホルモンバランスの調整などに役立つもの。しかも美容効果まで期待できるのです。美容にはどのような効果があるのか、さっそく確認していきましょう。

しわやシミの原因

イソフラボンには美肌効果があり、しわやシミ対策に役立ちます。
そもそも、しわやシミはどうしてできてしまうのでしょうか?

活性酸素の増加

人は呼吸するだけでも体内に活性酸素が発生します。活性酸素は外部から侵入する細菌やウイルスに対抗するなど、体に有益な働きをしていますが、大量に発生すると弊害をもたらします。紫外線やストレス、生活習慣の乱れなどで急増した活性酸素は正常な細胞を酸化させ、老化を早めてしまうのです。
肌への影響も顕著で、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを劣化させてしまいます。コラーゲンを作る細胞も影響を受け、機能が衰えることに。ハリと弾力を失った肌は、しわやたるみを作ってしまいます。
また、活性酸素は肌に過酸化脂質を発生させ、シミを増やす原因にもなります。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンのエストロゲンは20代後半から30代前半をピークに、加齢とともに減少していきます。閉経前後の45~55歳になると急激に減少し、その影響が体の不調になって現れてくることもあります。
エストロゲンにはさまざまな働きがあり、美肌効果もそのひとつ。
肌の新陳代謝を促して健康な肌を保ち、コラーゲンを生成して肌にハリや弾力を与えるなどの効果をもたらしているのです。
エストロゲンが減少することで、これらの作用も失われることに。肌の衰えが目立つようになってしまいます。

イソフラボンに期待できる効果

イソフラボンに期待できる美肌効果は、ふたつあります。

抗酸化作用

イソフラボンはフラボノイドの一種で、高い抗酸化作用が期待できる成分です。体内で増え過ぎた活性酸素を除去する働きがあるもの。
活性酸素による肌細胞の酸化を阻止し、老化を予防します。老化によるしわやシミ対策ができるでしょう。
また、イソフラボンが含まれる大豆食品には、同じく抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、細胞膜などに作用。働く場所が異なることで、抗酸化の範囲が広がります。より高い効果が期待できるでしょう。

エストロゲンに似た作用

エストロゲンは女性らしい体つきを作り、さまざまな健康効果を与えてくれるホルモン。その中に肌を美しく保つ作用もあります。
イソフラボンを摂取することで、その作用が発揮されるのです。
肌の新陳代謝が高まることでメラニンの排出を促し、シミの改善も期待できます。また、コラーゲンの生成が促されることで肌にハリが戻り、しわの改善も期待できるでしょう。

イソフラボン以外の成分

大豆食品はイソフラボン以外の成分も摂ることができます。特にアミノ酸のバランスがとれた良質のタンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は肌の材料になり、美肌を作る基礎となるもの。イソフラボンとの相乗効果で、美肌効果が発揮されるでしょう。

まとめ

イソフラボンのしわ、シミ対策について解説しました。
速攻性があるものではありませんが、毎日の食事に意識して大豆食品を取り入れることで、少しずつ美肌効果が現れてきます。食生活の欧米化で不足しがちな大豆食品。積極的に食べることで、数ヶ月後、数年後の肌が変わってくるでしょう。ぜひお試しください!