イソフラボンの抑毛効果は?
ムダ毛の処理には脱毛や除毛がありますが、もうひとつの方法に抑毛があります。ムダ毛が生えてくる前に、その成長を抑制してしまう方法です。この抑毛に、イソフラボンが効果的というのはご存知でしょうか?
その理由について、この記事で詳しく説明します。
ムダ毛が濃くなる原因
体毛の濃さには個人差がありますが、これにはホルモンが深く関わっています。手足や胸などの体毛は男性の方が濃く、女性は薄いのが通常です。これは、体毛の濃さに男性ホルモンのテストステロンが深く関わっているからです。
テストステロンは体毛の毛母細胞を刺激し、発毛を促進します。テストステロンの分泌が多い人ほど、体毛が濃くなるというわけです。
男性ホルモンのテストステロンは、男性に比べると少ないながら女性の体でも作られています。女性でも体毛が濃くなってしまう人は、このテストステロンの分泌が多いということです。
女性ホルモンは体毛を抑制する
女性ホルモンのエストロゲンには、男性ホルモンとは逆に体毛を抑える働きがあります。その一方で、頭髪の発育を促します。
女性ホルモンの分泌が多い人は頭髪が豊かで体毛が薄く、男性ホルモンの分泌が多い人は頭髪が薄くなり体毛が濃くなるという傾向になるわけです。
抑毛に効くイソフラボンの使い方
女性で体毛が濃いことに悩んでいる人は、女性ホルモンの分泌を促すことで、少しでも体毛を抑制できる可能性があります。
その方法のひとつとして効果的なのが、イソフラボンの摂取です。
イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があり、摂取することでエストロゲンを補う効果が期待できるのです。
イソフラボンを摂取する
イソフラボンは、大豆食品を食べることで摂取することができます。イソフラボンの1日摂取量の目安は40~50mgが理想ですが、食生活の欧米化で大豆食品の消費量は減っています。
その平均は18mgほどと、理想の半分以下です。意識して毎日摂ることが必要になるでしょう。
イソフラボン40~50mgが摂れる大豆食品は、次のようになります。
- 豆腐約1/2丁(110g)
- 納豆1パック(40g)
- 豆乳1パック(200ml)
- 煮豆約80g
このうちどれかひとつでいいので、十分摂取できる量と言えるでしょう。
ただし、たくさん食べたからといって効果が高くなるわけではなく、食べ過ぎは逆効果にもなります。
いろいろな食材を組み合わせて、バランス良く食べるようにしましょう。
抑毛ローションを塗布する
イソフラボンの成分をムダ毛に直接塗って、抑毛効果を得るという方法もあります。
豆乳や他の美容成分が配合されている抑毛ローションが販売されているので、そちらを利用することで抑毛が期待できるのです。
ただし、抑毛ローションは速攻性があるものではなく、継続して使用することが大切。その点で、大豆食品を摂取する方法とあまり変わりはありません。
両方実践することで、少しでも早い効果が期待できるでしょう。
夏に向けてすぐに効果が欲しい人は、脱毛ワックスなどの使用をおすすめします。
まとめ
イソフラボンの体毛抑制効果について説明しました。
イソフラボンの利用はホルモンに働きかけるので、長い目で見る必要があります。また、女性で男性ホルモンの分泌が増えてしまうのはストレスも大きく関わります。
リラックスを心がけるなどストレス解消にも努めながら、大豆食品を積極的に食べるのがいいですね。