イソフラボンは子供が摂取しても大丈夫?

イソフラボンは子供でも摂取可能?

イソフラボンは大豆に含まれる成分で、さまざまな健康効果があることで注目されています。健康にいいということで、子供にも積極的に摂取させたいと思う人もいるでしょう。
しかしこのイソフラボン、子供が摂取することには問題はないのでしょうか?
この記事では、乳幼児ではない15歳未満の子供について、イソフラボンの摂取が可能かについて検証していきたいと思います。

イソフラボンの摂取について

イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似た作用と、抗酸化作用の2つの効果が期待できます。
適度に摂っていればホルモンバランスを整えるなどの効果が期待できるもの 。イソフラボンは主に大豆食品で摂ることができるので、積極的に食べることでさまざまな健康効果を得ることができます。それは子供でも同様です。
しかし子供の場合、食事でも摂取は問題なくてもサプリメントなどでの摂取は推奨できないとされています。
これは、15歳未満の子供については生殖機能が未発達であることから、サプリメントなどで 摂取することは望ましくないのです。
イソフラボンの摂取は大豆食品だけで十分で、それ以上にサプリで摂ることは控えたほうがいいということですね。
サプリは控えるべきですが、大豆食品自体はしっかり摂りたい食材です。イソフラボン以外にも成長期の子供に必要な成分が豊富に含まれているからです。

大豆食品の摂取について

イソフラボン摂取の上限は1日70mg〜75mgで、1日摂取量は40mg〜50mg程度が理想的とされています。この量を大豆食品で見てみると、次のようになります。

  • 納豆:1パック(65mg)
  • 豆腐:半丁(55m)
  • 豆乳:200ml(55mg)

15歳未満の子供なら、これより少なめでも十分でしょう。
また、大豆食品にはイソフラボン以外に、次のような成分が含まれています。

  • タンパク質
  • ビタミン・ミネラル
  • 食物繊維

大豆は「畑のお肉」と呼ばれるほど、肉に匹敵する良質のタンパク質が含まれています。
タンパク質は体を構成する大切な栄養素で、筋肉や皮膚、内臓、血液などの材料になるものです。
成長期にある子供には欠かせません。
また、大豆食品は消化に優れ、納豆や豆腐では90%以上の消化率という点でも積極的に摂りたい食材と言えるでしょう。
ビタミン・ミネラルや食物繊維も、子供の成長には大切なもの。最近の欧米化した食生活は、これらの栄養素が不足しています。健全な体を作るために、大豆食品の摂取はとても有益と言えますね。

まとめ

イソフラボンは子供でも摂取可能かについて、説明しました。
大豆食品で摂ることには問題なく、かえって不足しがちな食材です。1日摂取量の範囲でしっかり摂りたいもの。毎日の食卓に取り入れていきましょう。